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痛風の薬物療法

痛風の薬物療法 (2012年03月19日 月 06:55)|病気|

痛風発作を起こしたことがあれば、薬物療法を行っていきます。痛風発作を起こしたことがない場合でも、尿酸値の程度や合併症の有無によっては薬物療法を行います。薬物療法の目的は、1つは「痛風発作による痛みを抑えること」で、もうひとつは「痛風発作が起きないように尿酸値を下げること」です。痛みを抑える薬として、主に「非ステロイド抗炎症薬」が使われます。非ステロイド抗炎症薬は、腫れや痛みを取り除く効果があり、内服薬のほかに座薬を使うこともあります。痛風発作が起こったときになるべく早く使い、痛みが治まれば使用を中止します。 痛風発作を起こさないよう尿酸値を下げるために使われるのが「尿酸降下薬」です。尿酸ができるのを防ぐ薬と尿酸の排出を促す薬があり、尿酸の増え方によって使い分けます。治療は尿酸値6mg/dlを目標に取り組みますが、痛風発作の最中に使うと痛みが悪化することがあるので、発作時の使用は避けます。尿酸ができるのを防ぐ薬には、「アロプリノール」があります。30年も前からある薬です。昨年に同系統の薬が新たに発売になったのですが、効果を上げているようです。つまり、いままでなかなか下がりきらなかった尿酸値が、よく低下するということです。ほか尿酸の排出を促す薬には、「ベンズブロマロン」や「プロベネシド」などがあります。尿中の尿酸の量が増えて尿路結石ができやすくなるため、尿をアルカリ化する薬を併用します。尿酸値を下げる薬をのみ忘れると、尿酸値が変動して痛風発作のリスクが上がるので、毎日きちんと服用することが大切です。症状がないからといって自己判断で中止してはいけません。



 
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