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ワクチン 〜肺炎球菌〜

肺炎球菌ワクチンとは

肺炎球菌には80種類以上の型があって、それぞれの型に対して免疫をつける必要がありますが、現在使われている多糖ワクチンは23種類の型に対して免疫をつけることができます。1回の接種で23の型ほとんどに対し、有効レベル以上の免疫ができます。この免疫は持続して約5年続きます。
抗体価は接種1ヶ月後で最高値となり、その後4年間はあまり低下しません。 5年後にはピーク時の80%にまで抗体価が落ち、以後徐々に抗体価は低下します。しかし、5年目以降も効果は残っています。
肺炎球菌ワクチン接種後の副反応(副作用)として、注射部位の腫れや、痛み、ときに軽い熱がみられることがありますが、日常生活に差し支えるほどのものではありません。1~2日で消失します。多くのデータにより、安全に接種できることが確認されています。

 

接種をおすすめする方

65歳以上の高齢者や免疫が低下している方にお勧めです。
世界保健機関(WHO)は肺炎球菌ワクチンの接種を推奨しています。米国厚生省(DHHS)の疾患管理センター(CDC)は、65歳以上の高齢者やハイリスクグループ(喫煙者、喘息、閉塞性呼吸器疾患、悪性腫瘍の術後、血液疾患、高齢者など)の人たちに、肺炎球菌ワクチンをインフルエンザワクチンと併用して接種するよう推奨しています。

2009年10月18日の厚生労働省の医薬品等安全対策部会安全対策調査会で検討された結果、本剤再接種のベネフィットが注射部位反応発現等のリスクを上回ると考える場合には、本剤(ニューモバックスRNP)を再接種しても差し支えないとされ、添付文書を改訂することとなりました。

初回接種から5年以上経過した次に示すような肺炎球菌による重篤疾患に罹患する危険性が極めて高い者及び肺炎球菌特異抗体濃度が急激に低下する可能性のある者を対象とする。

 

感染原因と症状

肺炎球菌は細菌の中の一つです。
この肺炎球菌は、体力が落ちている時や高齢者の方など、免疫力が弱くなってくると病気を引き起こします。

肺炎球菌が引き起こす主な病気としては、肺炎、気管支炎などの呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などがあります。

 

予防方法

肺炎をはじめとするさまざまな病気から、体を守るための日頃の心がけとしては、外から帰ってきた時にはうがいをしたり、手を洗うなど基本的なことを励行することが大切です。また、天気のよい日には外へ出て陽光を浴びたり、散歩などの適度な運動をする、入浴などにより体を清潔に保つことも大事です。
肺炎の予防についていえば、肺炎のすべてを予防できるわけではありませんが、肺炎球菌ワクチンの接種も重要です。

海外生活、旅行及び日常生活でも接種をしておくと安心です。

 

接種方法

不活化ワクチン 1回

初回接種:65歳以上方

再接種:65歳以前に肺炎球菌ワクチンを接種した方は、接種後5年経過してからの再接種が可能です。インフルエンザワクチンとの同時接種も可能です。

 

有効期間

1回の接種で約3-6年間抗体がつきます。

 
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